外壁や屋根の塗装の話はよく聞くけど、破風板や鉄部はどうなの?とゆう方も少なくないんではないでしょうか。
今日はそんな、鉄部や木部のお話をさせてください。
建築物の鉄や木部は時間が経つにつれ、さびや腐敗が生じるため、鉄部は5年から10年、木部は3年から8年ごとの再塗装が推奨されます。
これらの部材は熱による変形や木の呼吸作用によって、コンクリートよりも塗装の損耗が約30%速く進むため、特に注意が必要です。
また、交通量が多いエリア、湿気が高いエリア、紫外線が強い立地では、通常の住宅地よりも塗装の劣化が早まります。角地に立ってるお家をイメージして頂ければわかりやすいかもしれません。周囲に家がないので紫外線や風の当たりが強いです。
鉄部の再塗装には、錆防止、接着性、基材覆い隠し能力に優れた日本ペイント製のエポキシ樹脂塗料「1液ハイポンファインデクロ」「ハイポンファインプライマーⅡ」、耐候性と耐汚染性に優れる「1液ファインウレタン」などがお勧めです。
塗り替え前の鉄部の準備として、サンドペーパーやワイヤーブラシを用いた下地処理が重要です。
また、刷毛塗りに加え、ローラーや低圧温風ガンを使用した吹き付け塗装が、より美しい仕上がりを実現します。
木部再塗装では、防カビ・防虫性能に優れた「キシラデコール」や「水性VATONプラス」などの環境に優しい塗料が推奨されます。
木部の塗装も、鉄部と同様に塗装前の下地処理が成功の鍵です。
ステイン塗料を使用する場合、木目に沿って塗布することで、均一な仕上がりを得られます。