外壁塗装をせずに放置するとどうなるの？
外壁塗装をせずに放置し続けるとどうなるかをあまり知らないというお客様は意外と多いかと思います。
今回は、そんなお客様に向けて、外壁塗装をせずにそのまま放置すると一体どうなるかについて分かりやすくお伝えします。
外壁塗装を20年放置すると、塗料の寿命が10〜20年程度であるため、多くのリスクと問題が生じます。
初期サインとして、チョーキング現象が起こり、紫外線や雨水で塗料が劣化し粉状に変わります。
中期から末期にかけては、カビや藻の繁殖、サビの発生、外壁材のひび割れなどが見られます。
これらの劣化現象は、外壁の保護機能が低下し、最悪の場合は剥がれ、雨漏り、白蟻の発生、構造部材の腐朽につながり、建物自体の損失に繋がります。
外壁塗装を長持ちさせるためには、耐用年数の長い塗料の選択、信頼できる業者への依頼、相見積もりの実施、見積書の精査などが重要です。
また、外壁タイルや打ち放しコンクリートのように塗装が基本的に不要な外壁材もありますが、定期的な点検やメンテナンスは必要です。
劣化した外壁を放置することのリスクを理解し、適切な時期に塗り替えることが、建物を長期にわたり保護する上で非常に重要です。
専門の業者に定期的な点検やメンテナンスを依頼し、必要に応じて塗り替えを行うことをお勧めします。
さらに続きとして、外壁塗装の放置が引き起こす問題をさらに避けるために、以下に対策をお伝えさせてください。
1. 定期的な自己点検：家の外壁を定期的に自分で点検し、チョーキング、ひび割れ、カビや藻の繁殖などの初期サインを見逃さないようにしましょう。
特に梅雨時期や台風後などは、外壁の状態に変化が出やすいため、点検を行うのに適したタイミングです。
2. プロによる詳細な点検：自己点検だけでは見逃しやすい問題もあるため、数年に一度はプロの塗装業者や専門家による詳細な点検を受けることが重要です。
これにより、隠れた問題や見逃しやすい部分の状態を確認し、早期対策が可能になります。
3. 適切なメンテナンスと修復：点検で問題が見つかった場合は、早急に修復や補修を行うことが大切です。
例えば、ひび割れが見つかった場合は、水の侵入を防ぐためにも迅速に対応し、コーキングの打ち直しやひび割れ部分の補修を行います。
4. 塗り替えの計画：外壁の状態によっては、部分的な修復だけでなく、全体的な塗り替えが必要になることもあります。塗り替えは大きな出費となりますが、建物の寿命を延ばし、より深刻な損傷を防ぐためには必要な投資です。
塗り替えのタイミングは、外壁の材質や以前の塗装からの経過年数、居住地の気候条件などによって異なります。
5. 適切な材料の選択：塗り替えを行う際は、耐久性に優れ、環境に適した塗料を選ぶことが大切です。
最新の技術を取り入れた塗料は、従来品よりも長持ちすることがあり、メンテナンスコストの削減にもつながる可能性があります。
最後に、外壁塗装の管理とメンテナンスは、建物の美観を保つだけでなく、住まいの安全と快適性を維持する上で非常に重要です。適切な時期にプロの手による点検とメンテナンスを行い、必要に応じて塗り替えることで、長期にわたり建物を保護しましょう。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
